殴り合いの兄弟喧嘩に巻き込まれ怖かった話


私が勤めている会社の社長には3人子供がいて、3人ともその会社で働いているのですが、いつも仲が悪くて口喧嘩は日常茶飯事です。

そんな時は口を出すのも怖いので、仲裁もせずおさまるまで放置を決め込んでいるのですが、先日日頃のお互いの鬱憤の蓄積がマックスに達したのか、兄と弟が掴み合いの喧嘩に発展してしまいました。

社長もおらず、これはさすがに止めないとまずいので、間に割って入り落ち着くように説得したのですが、お互い半笑いでキレているので怖さも究極でした。

ただ怒っているだけならまだいいのですが、あまりに激情に達したのか、お互い顔が笑っているんです。

みんなが仲裁中も殴り合っているのですが、幸い巻き添えを食らう人はいませんでした。

ちなみに兄のほうは頭をスキンヘッドにしているのですが、「おい・・・ハゲ。いい加減にしろよ!」と弟のボルテージは頂点に達していました。

結局20分くらいやり合って、弟のほうが「もう相手には何を言っても聞き入れない」と悟ったのか手を緩めてそのままその場を後にしたのですが、その後兄のほうも私に愚痴を漏らすことなく仕事を続けていました。

こういう時に愚痴を聞いて、同調でもしようものなら後で弟のほうから恨まれてしまいます。
「お前は俺の味方だよな?」と言われなくて本当に良かったと思います。

仲裁するときに、過分にお互いの言い分を聞いたりしないで、「もう止めましょう?」と間に入るだけに徹したのがよかったのかもしれません。

さすがは男の喧嘩。
拳だけで済みます。

女性なら口で理論的に闘ってくるので、仲裁したほうも巻き込まれやすいので困りものです。



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